目覚め

 

 

朝、小鳥のさえずりと眩しい朝陽で目覚める。

移住してきた春は、地域のお祭りが盛んで、夜には遠くから聞こえる太鼓の練習の音に妙に癒された。

淡路島の家は大抵日当たり良好で、日照時間がすごく長い。私の寝室はもちろん南東向き。

私は、比較的住宅の多いエリアに住んでおり、山や森の近くに住んでいるわけではないけれど、鳥がよく鳴いている。どうやら淡路島にはたくさん鳥がいるらしい。

神戸ではスズメかカラスか、あとは見かけるとしてもたまに鳩か鶺鴒くらい。

こちらでは見たことのない鳥を見かけることも多い。

それだけでもなんだか生活の楽しみのひとつに感じられる。

 

淡路島に来て、なかなか慣れなかった夜の暗さにも一年経ってようやく慣れてきた。

逆に都会に行くとネオンが眩しく感じるようにもなってきた。

淡路島は夜になると遊ぶ場所もないし、電車も、ネオンもなく、本当に静か。何故か野良猫も喧嘩していない。笑

心が落ち着く。

太古の昔の人たちが見ていたであろう世界にほんのすこしだけ近づいたような、安心感にも似た暖かな空気の中、とでも言えばいいのかな。

 

家から出て職場に着くまでの間は、車窓に映る景色に見とれてしまう。特に空と山並みには。

一年経っても、相変わらず見とれてしまう。

都会にいた頃は、すし詰めの地下鉄で、中吊り広告を見させられている感じだった。

そして、目の前にする顔はみんなややおつかれ気味。

帰りの電車に至っては、、、。思い出したくないですね。

都会では、パーソナルスペースがめちゃくちゃ近いのに、自分が知っているひとはだれもいない。

田舎では、絶対数は少なく、だいたいみんな知り合いの知り合いか、そのまた知り合いくらいだったりする。

 

都会にいると、きらびやかな商業広告や目新しいもののオンパレード。

買え、買え攻撃がすごい。

とにかく、視覚的にも、聴覚的にも、ノイズが少ない田舎。

でも、人間の感覚というのは麻痺しちゃうから怖いのです。

 

淡路島の人が綺麗な海を見ても何とも思わないように、私もいつかそうなっちゃうのかな。いや、ならないよね。

本当に美しいものはきっと美しいまま。

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