苦手なアーサナが教えてくれること
インストラクターとしてはあるまじきことなのですが、弓のポーズをはじめ、逆転系はいまも苦手。
私には苦手なアーサナがたくさんありますが、中でも、特に苦手なのが、ハラーサナ(鋤のポーズ)なのです。
※このポーズはインストラクターの指導のもと行ってください。
仰向け寝から、両足を揃えて持ち上げ、肩立ちのままリラックスしてしばらくホールド。足はフレックス。さらに足を頭のほうへ倒します。
首がやや長くストレートネック気味の私は、逆転のポーズはやる前から恐怖心が。
背中の硬さは自覚していましたし、それなりの対策をしてきたつもり。
だけどなんだかまだ足りない感じ。
完成途中のハラーサナをしたまま、2~3分ホールド。
深い呼吸の中で、自分の身体を観察。
毎日2、3回はやる。
正直、この時点で背中がビリビリとかなり痛い。
ホールドしていることに恐怖心すらある。
だけど、ただそのままでいる。
恐怖心を飲み込むように、呼吸を意識して。
今の状態を受け入れるように努める。
そうすると身体の背面の具体的な個所の硬さに気づきました。
ハムストリングス、大殿筋、腸腰筋、アキレス腱やヒラメ筋など。
そこからはアーサナの前にその個所を入念にストレッチ。
これに1時間以上かかりますが、がんばります。
あとは前面(おなか側)の引き込み不足。
それから、毎日ドローインを日常的にやってみた。
これらを1週間くらい続けたら、随分すんなりと足が床に近づくようになりました。
ヨガを続けて、自分をみつめ、自分と向き合ってきたつもり。
でも、つもり、じゃだめなんだな、と改めて気づかされる。
気づきだけでなく、必要なのは正しい方向の努力。
淡路島に移住してきてから『全力』スイッチはオフモードだったけど、またオンにしてみようかな、と思った瞬間でした。